【解説】防火シャッターの仕組み

こんにちは!

今回は防火シャッターを取り上げていきます!

防火シャッターは

建物の周りで発生する火災の延焼や建物の
中などで発生する火災の拡大を防止する
ために設置する防火性能を有する
シャッターを、通常「防火シャッター」
と呼びます。

出典:東洋シャッター㈱様”防火シャッターカタログ”
http://www.toyo-shutter.co.jp/library/pdf/c1/bouka.pdf

防火シャッターは以上のように火災時の延焼(火が他へ燃え移ること)や火災の拡大を防止する機能を備えたシャッターです。

防火シャッターの設置場所は前回ご紹介した防火シャッターの設置基準とは?の通り、
防火区画を形成されるために設置されます。

防火シャッターは火災が発生した際に降下する仕組みになっているため、
様々な部品が組み合わさり、役目を果たしています。
そのため、1つの部品が不良を起こすと作動に支障をきたす可能性があります。

※出典:(社)日本シャッター・ドア協会鉄道建築ニュース用原稿 「シャッター」 070928より
https://www.jsd-a.or.jp/

上記の〈図1〉の重量式の防火シャッターでは防災盤による降下連動を行った場合、

  1. 感知器が煙または熱を感知し、防災盤へ信号を送信
  2. 防災盤が信号を受信、シャッターへ連動の信号を送信
  3. シャッターの部材(自動閉鎖装置)に電気(電気信号)が送られ、自動閉鎖装置が作動
  4. 自動閉鎖装置作動により、開閉機が作動し、シャッター降下
  5. 自動閉鎖装置のマイクロスイッチにより、防災盤へ起動信号が送信
  6. 防災盤にて作動信号を受信・確認

このような仕組みになっています。
防火シャッターで起きやすい不良の症状として、
3~5番が目に見えやすく、部品として
「開閉機」と「自動閉鎖装置」に不良が起きていることが多いです。

不良の症状が現れましたら、管理会社様、定期検査されている会社様へ
ご連絡するとご対応頂けるかと思います。

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アート シャッター
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